カンボジア映画『シアター・プノンペン』 のDVDが発売!?
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監督 ソト・クォーリーカー
脚本 ソト・クォーリーカー、イアン・マスターズ
出演者 マー・リネット、ソク・トゥン他
製作 2014年
上映時間 105分
公式サイト http://www.t-phnompenh.com/
カンボジア映画史上初の女性監督、第27回東京国際映画祭国際交流基金アジアセンター特別賞を始め数々の賞を受賞したカンボジア映画『シアター・プノンペン』。昨年の夏から、東京の岩波ホールや大阪のシネ・リーブル梅田など全国の約20の映画館で上映されていましたが、カンボジアで仕事をしていたこともあり見れずに終わってしまいました。諦めつつも見る術を探っていた時に知ったのが『シアター・プノンペン』DVDの発売です。
カンボジア人にとってタブーとされる悲劇的な歴史に正面から向き合い、世界的に評価を受けている作品です。
予告動画
ストーリー(公式サイトより)
プノンペンに暮らす女子大生のソポンは、病を患う母と厳しい軍人の父、そして口うるさい弟との息苦しい生活にうんざりしていた。授業をサボってはボーイフレンドのベスナと遊び歩き、父が決めた将軍の息子とのお見合い話から逃げ回る日々。そんなある晩、ソポンは街中でベスナとはぐれてしまう。ひとり街をさまよううちに、バイクの駐輪場として使われている廃墟のような映画館へとたどり着く。すると、古ぼけたスクリーンには自分とそっくりの少女が映し出されていた。驚きに目を見はるソポン。主演女優“ソテア”はソポンの母だった。だが、そこにいる“ソテア”は、現在の母からは想像もできないほど美しく輝いていた…。
映画は、クメール・ルージュがカンボジアを支配する前年、1974年に作られた未公開のラブ・ストーリー『長い家路』だった。クメール王国を舞台にしたおとぎ話のような映画に、ソポンは惹き込まれていく。ところが、内戦の混乱で映画の最終巻が紛失し、結末を見ることができない。ソポンにことの顛末を話すのは、映画館の主人で映写技師のソカ。ソポンは、ソカが実は『長い家路』の監督に違いないと思い、彼のもとで、映画の最後を撮り直せないかと思いつく・・・。
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突如現れた虫・虫・虫(コンポンチュナン州)
前回(突如現れた簡易遊園地)に引き続きコンポンチュナン州に住んでいた時の出来事です。
虫の大量発生
2015年6月のある晩、突如虫が大量発生。当時住んでいたのは1つの大きな部屋をベニア板で仕切った隙間だらけの部屋でした。部屋の電気に虫が集まってくるので、電気を消して外へ。椅子を持って外に出ましたが、虫の多さに無視できず、読書すらできませんでした。
この虫は不思議なことに時間が経つと羽を落として地面を歩き回ります。歩き回っているうちに蟻の餌食になったり、ゲッコーやカエルに食べられたり。当時、教員宿舎には夜だけ学生が宿泊していました。学生はバケツに虫を拾い集め、「掃除してくれて助かるな~!」と思っていたら、次の日、学生の手には虫が。「先生!おいしいです!」と言って食べていました。
カエルもお腹いっぱいで大喜び。この大量発生は3日後にぴたりと止まりました。この虫の大量発生はタイやフィリピンでも見られるようです。
関連書籍
地球の歩き方 アンコール・ワットとカンボジア 2017~2018
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突如現れた簡易遊園地(コンポンチュナン州)
カンボジア生活4ヵ月目の2015年7月、田園風景が広がるコンポンチュナン州の田舎に住んでいた時の出来事です。家から徒歩5分の所に突如簡易遊園地が現れました。カンボジア人に誘われたので行ってみることに。
カラフルな観覧車
まず目に入るのはカラフルな観覧車。以前から道路を通るたびに観覧車の設置の様子を見ていましたが、あっという間に完成していたので驚きました。
もちろん安全基準など皆無ですが、恐れていたら何も経験でいきないと思い乗ってみることに!鉄のかごの中は狭く、大人4人では下半身を動かすことはできません。驚くことに観覧車の指揮をとっていたのは少年でした。
乗って分かったのは、とにかくスピードが速いということ。観覧車ではなく恐怖のジェット観覧車です。終始「落ちたらどうしよう」「ボルトが外れたらどうしよう」と考えていました。
観覧車の乗車価格
価格は1人1,000リエル。日本円で30円です(4,000リエル=1ドル=120円)。カンボジアでは缶コーラが1本2,000リエルなので、その半分の価格で乗ることができます。この恐怖のジャット観覧車に2回も乗せられました。
簡易遊園地について
この簡易遊園地は期間限定で、カンボジア人によると早くて3日、長くて2週間程で終わってしまうそうです。「街灯もないこの村にこんなに人がいたの?」というくらい賑わっていました。
観覧車の他にはメリーゴーランドやトランポリン、風船割りなどがあります。もちろんカンボジア人には大音量の音楽が欠かせません。19時から22時くらいまでずっとお正月のように大音量の音楽が鳴り響いていました。
関連書籍
地球の歩き方 アンコール・ワットとカンボジア 2017~2018
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