日本語教師になるには

 

日本語教師について、私の経験や日本語教師養成講座受講生時代に聞いた話などをもとにまとめました。

 

1.日本語教師とは?

 

日本語教師とは、日本語を母語としない人々に日本語を教える教師のことです。

しかし、日本人だからといって日本語教師が務まるわけではありません。

 

日本語教育に関する専門知識

・日本語を外国人に教えるためのスキル

・日本の文化や歴史

など、多くの技術や知識が要求されます。

 

 

2.日本語教師になるために必要な資格は?

 

中学校や高校の教師になるためには教員免許が必要です。

では、日本語教師はどのような資格や免許が必要なのでしょうか。

 

実は日本語教師になるための特定の国家資格や採用試験はありません!

 

しかし、日本語教師求人への応募条件として

以下のいずれかを満たす者

日本語教師養成講座を修了(420時間の受講が必要)

日本語教育能力検定試験に合格

・大学で日本語教育課程を専攻

と、提示されていることがほとんどです。

 

ということで、

日本語教師養成講座

日本語教育能力検定試験

について見ていきましょう。

 

 

3.日本語教師養成講座について

 

日本語教師養成講座とは、ヒューマンアカデミーやアークアカデミーが開講している講座のことです。文化庁指針の420時間カリキュラムを受けることで、日本語を教える理論や技術などをバランスよく学習することできます。

実施先によって異なりますが、受講期間は6ヵ月から1年で、大学生からご年配の方まで幅広い年齢の方が受講されているようです。

 

私が通っていた講座は1年間コース(1日3時間を週3日)で、入学金が3万円、授業料が約60万円でした。学生だった私にはかなりの高額でした。

 

この講座には平日コースと土日コースがあり、学生、主婦、会社員それぞれにあったコースを選択することが可能です。

 

日本語教師養成講座の資料請求はこちらから

ヒューマンアカデミー

アークアカデミー

 

 

4.日本語教育能力検定試験について

 

日本語教育能力検定試験とは、日本語教師に必要とされる知識や能力を測定することを目的とした試験のことです。公益財団法人日本国際教育支援協会が主催しています。

 

①試験の構成・・・試験Ⅰ(90分)、試験Ⅱ(30分)、試験Ⅲ(120分)

(※音声を媒介とした試験も含まれます)

 ②試験日・・・毎年10月の第3日曜日もしくは第4日曜日

 ③試験地・・・札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡

 ④受験料・・・10,600円

 

合格率は例年約20%と、難易度の高い試験です。試験対策はヒューマンアカデミー出版の完全攻略ガイドがおすすめです。試験を受けない方でも、この1冊で知識を身につけることができます。

 

CD付 日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第3版

 

 

ヒューマンアカデミーなどでは、日本語教師養成講座の他に日本語教育能力検定試験対策講座も開講しているので、あわせて受講することも可能です。

 

3で「日本語教師養成講座について」、4で「日本語教育能力検定について」を見ました。どちらか一方ではなく、日本語教師養成講座で教え方を学び、日本語教育能力検定試験対策で知識を学ぶというのがベストだと思います。

 

 

5.日本語教師の就職先は?

 

(1)民間の日本語学校

一般的な就職先には民間の日本語学校があります。日本で働く場合「はじめは非常勤講師」、海外で働く場合「はじめから常勤講師」として採用されることが多いようです。

 

海外の日本語学校で働く場合、渡航費やビザ代、海外保険代など多額の費用がかかりますが、"契約期間を満たせば全額支給” というのが一般的です。

 

(2)大学

日本や海外の日本語学科が設置されている大学で教えるという道もあります。こちらも渡航費やビザ代、海外保険代など多額の費用がかかりますが、"契約期間を満たせば全額支給” というのが一般的です。

 

(3)JICAボランティア

派遣期間が決まっていますがJICAが実施している青年海外協力隊、シニア海外ボランティア事業があります。要請の応募条件に「実務経験○年以上」とありますが、同等の経験(ボランティアなど)があれば応募することが可能です。また、「2.日本語教師になる方法は?」で挙げた3つの条件のうち1つを満たせば実務経験を問わないという要請もあります。

 

募集時期は春と秋の年2回、派遣期間は原則2年。日本語教師職種の派遣国は、インドネシア、タイ、ラオスベトナム、中国、インド、スリランカ、フィジー、エジプト、ヨルダンセネガルなどです。

 

(4)日本語パートナーズ

国際交流基金ではアセアン諸国の中学校や高校などで日本文化の紹介や授業のアシスタントを行う "日本語パートナーズ” を募集しています。2020年に開催される東京オリンピックに向けて3,000人の日本語パートナーズの派遣を予定しているそうです。

 

募集時期は不定期で、派遣期間も派遣先によって異なります。派遣国はインドネシアやフィリピンなどのアセアン諸国です。

 

6.主な日本語教師求人サイト

 

日本語教師の集い

日本村

日本語オンライン

 

 

7.最後に

 

・日本の文化を伝えたい

・国際交流が好き

・海外で人の役に立ちたい

という人にとって魅力的な仕事ないでしょうか。

 

日本語教師に関する書籍

 

日本語教師になるには (なるにはBOOKS)



日本語の教え方ABC―「どうやって教える?」にお答えします