それこと言うはダメ!
リバーサイドから(2015年)
「トンレサップ川はリバーサイドでみんなおしっこして臭いから、私が死んだら骨はメコン川に流して!」とカンボジア人に言ったら「それこと言うはダメ!カンボジア人はそれこと言いません!」
「おしっこ臭い!」と言ったことじゃなくて、「死んだ後のことはこうして?」ということは言ってはいけないらしい。ちなみに写真はリバーサイドから眺めるトンレサップ川。原っぱに平気で立ちしょんするから臭い臭い。
関連書籍
地球の歩き方 アンコール・ワットとカンボジア 2017~2018
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学生時代にしておけばよかった3つのこと
本とカメラと自転車で成り立っていた仙台での大学生生活。サークルにも入っていたし、卒論(院生レベルと言われました)も一生懸命書きました。国分町(東北一の繁華街)の居酒屋で夜1時までバイトもして、それなりに充実した生活を送っていました。でも時々「大学時代に〇〇しておけばよかった...〇〇しておけばよかった...」と考えることがあります。
1.長期語学留学
ただの憧れです。大学生の頃はあまり意識していませんでしたが、行きたいと思っていたとしても金銭的に厳しかったです(><)社会人になると長期休暇がないし長期休職も難しいです。
2.就職活動
あまり良いイメージを持っていなかったので就職活動をしませんでしたが
①社会の現状を知る
②説明会で人生の先輩の話を聞く
③ビジネスマナーを身に付ける
という点でしておけば良かったと思います。
3.お洒落
お洒落には無頓着だったので、これは最大の後悔です。お洒落をしていたらもっと華やかな学生生活を送れたでしょう...笑
まとめ
学生生活にしておけば良かったことを3つあげました。充実しつつも後悔もあった学生生活。点数で表すとギリギリ合格の80点。後悔のない人生なんてありません。これからもどんどん後悔していこうと思います!
カンボジア生活で得た3つのこと
本帰国から1年ちょっと経ちました。今更ですが最近になって「カンボジアで得たことって何だろう...もし得たことがあるのなら活かせているのだろうか...」と真剣に考えるようになりました。あまり意識して考えたことがなかったので、今回はカンボジア生活で得たことを3つ書き出してみました。
1.客観的な視点(たった1つの自文化中心的な考え方に捉われるな!)
よく「海外に行くと視野が広がる!」という言葉を耳にしますが、かなり抽象的で尚且つ人によって捉え方が異なるこの言葉。自分自身の経験から「視野が広がること」を他の言葉に言い換えると「客観的な視点を持つこと」です。日本に生まれ、日本の伝統・文化・習慣の中を生きてきた人間が、ある日突然言葉も通じないカンボジアへ飛び出します。到着後1時間もしないうちに「常識」は「非常識」に変わりました。Booking.comで予約したゲストハウスに行き予約確認書を見せると「もう部屋はないよ」と言うのです(英語能力皆無の自分が事前に英語で「夜遅くなります」とメッセージを送っていたにも関わらず...)。自文化中心的な考えを取っ払わなければ上手くいかない。心を水のように柔らかくしなければ生きていけない。カンボジアはそんな環境でした。
生活をしていくうちに様々な文化の違いを知りました。
✎ルールはあってないようなもの
✎トイレに紙がない(使わないから)
✎カンボジア人は考えている時や悩んでいる時に舌打ちをする
✎女の人でも人目を気にせず「か~~~ぺっ!」と唾を吐く
✎暑いときこそ長袖長ズボン
✎学校や仕事よりも家族を最最最優先
自分が持つ考え方が全てではないことを知り、その過程から国境・国籍を越えて相手の立場になって考える習慣が身に付いた!と思います。
2.ワイルドさ(普段食べていたものが雨水料理だった!)
この「ワイルドさ」は故意に身につけようとした訳ではありません。身につけざるを得ませんでした。カンボジアの首都プノンペンの上に位置するコンポンチュナン州の田舎に住んでいた時のこと。いつものように屋台のお姉さんに焼きそばを頼むと水瓶から汲んできた濁った雨水を鍋に入れていたのです。いつも食べていたものが雨水料理だったことを後から知りました。それから雨水料理に対する恐怖は消えました。
ワイルドだろ~と感じた瞬間
『空き巣に入られテレビを盗まれる!』
『食料調達の場は生臭さ漂う市場!』
『出勤前の水瓶に溜まった雨水浴び!』
『勤務先の目の前で銃声!』
『部屋からの景色が最高!』
非日常な世界に身を置いたことでワイルドさを習得した!と思います。
3.カンボジア人とのつながり(日本とカンボジアの架け橋になれた?)
カンボジアで生活していく上で多くの方々に助けられお世話になりました。帰国して1年経った今でも「いつカンボジアに帰ってくるの?」とメッセージが届きます。
日本とカンボジアの架け橋になれたかどうか分かりませんが、時々「日本から日本語を教えに来た若い日本人」のことを思い出してくれていれば嬉しいな~。
また、日本語教師という職業柄、約200人のカンボジア人学生に関わることができました。時々届く「先生お元気ですか?」というメッセージは今の自分の生きる原動力になっています。
まとめ
日本からカンボジアへ飛び出したことで固定概念は壊され、日本では経験出来ない貴重な経験が出来ました。著しくグローバル化が進み世界的な相互依存関係が深まる今日。これからは地球市民の一員としての自覚を持ち生活していきたいと思いました。
ワイルドさも忘れずに...
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